風疹 | 文京区千駄木 むらい内科・循環器クリニック

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風疹

風疹について

風疹は風疹ウイルスが原因となる発疹性感染症で、春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は平均16~18日で、主な症状としては発疹、発熱、リンパ節腫脹が認められます。ウイルスに感染したとしても、ほとんど症状が出現せずに免疫ができる不顕性感染の人が15~30%程度いるといわれております。多くの人は一度かかると、生涯風疹にかかることはありません。
感染経路は飛沫感染と接触感染がありますが、問題なのは感染力が強いため、感染者のせきやくしゃみだけでなく、会話によっても飛沫感染を起こす危険性があります。発疹の出現する1週間前から、発疹が出た後1週間くらいまで他の方にうつしてしまう可能性があると考えられています。

風疹患者さんの発症状況(2019年6月現在

2019年6月現在の感染症発症動向の推移では2013年に14344人という非常に多い風疹の患者さんを認めて以来、患者数が低下をしておりましたが、2018年8月頃より徐々に増加傾向となりました。年間風疹発症数は2017年91例から2018年2917例に増加し、さらに2019年6月現在すでに1793例の風疹発症を認めております。また2019年女性の発症が366人に対し、男性は1427人と約3倍男性が多く発症しております。このため、風疹の発症を抑えるには、妊娠を希望される女性だけでなく、男性の風疹の発症を予防することが大切になります。

なぜ風疹の患者さんが増えると問題なのでしょうか。

風疹は妊婦が感染すると、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群という病気にかかる可能性があります。最も多い妊婦への感染経路は夫から妻への感染です。先天性風疹症候群を防ぐためには女性だけでなく、男性を含め、妊娠を希望されている方の周囲の風疹への対応が必要です。

先天性風疹症候群

免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、胎児に風疹ウイルスが感染して、出生時に起こされる障害を総称して先天性風疹症候群と呼ばれます。妊娠初期(特に3か月以内)に最も多く、20週を過ぎるとほとんどなくなるといわれますが、15%は不顕性感染であるため、母親に症状がなくても先天性風疹症候群を起こすことがあります。白内障、先天性心疾患、難聴が三徴といわれ、その他網膜症、肝脾腫、糖尿病、血小板減少、発育地帯、精神発達障害などを認めます。

風疹の予防

風疹はワクチンを接種することで予防できます。20人に1人抗体ができない可能性があるため、2回接種が推奨されます。2回接種する場合は、最低1か月以上1回目の接種から間隔をあけることが必要です。
2013年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンを、1歳児と小学校入学前1年間の幼児の2回接種が原則となっております。
妊娠中の風疹の予防接種はできません。妊娠の前に女性は幼少期の接種を含め、2回の接種を受けるようにしましょう。接種後2か月は避妊するようにしてください。

今回2019年4月以降、国および区の事業として風疹抗体検査が可能となりました。

抗体検査対象

  • 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性の方。
    令和元年(2019年)5月に抗体検査を受けるための国のクーポン券が発送されています。
  • 妊娠を予定又は希望している女性。(文京区に住民登録のある方、20歳以上)
  • 妊娠を予定又は希望している女性と同居している方。(文京区に住民登録のある方、30歳以上60歳未満)
  • 妊婦と同居している方。(文京区に住民登録のある方、30歳以上60歳未満) ただし、過去に風疹に罹患したことがある方、風疹ワクチンを2回以上接種した方は対象外です。

ワクチン接種対象

  • 抗体検査結果8.0未満の方。(男性の方、国のクーポンを使用)
  • 抗体検査結果16.0倍以下の方。(男性の方、女性の方、文京区に住民登録のある方)